介護老人保健施設なでしこの基本理念
わが国は、未曾有の速度で少子高齢化が進行中であります。
健常状態が維持されている高齢社会であれば問題はないのでありますが、残念ながら多くの高齢者は複数の疾病や心身の障害を有していることが現実であります。
さらに残念なことは、世界に冠たる日本の国民保険制度が、不完全な制度として発足した介護保険制度によって医療と分断され、保険・医療・福祉を総合的に実施すべてきである有障害高齢者の包括的医療が、きわめて困難な状況で介護老人保健施設が運営されていることも事実であります。
従って、利用者・その家族・地域・職員間の総合的な協力体制の下に、理想的な医療・介護。リハビリテーションを実施している施設は皆無であると言っても過言ではないと考えます。
介護老人保健施設「なでしこ」は、心の癒しを含めて、
心の対話・交流に重点をおき、施設そのものが外部環境に対して作り出すであろう
内因的なバリアを除去する目的として「地域芸術交流センター」を併設したり、
多角度からのアプローチによる療法的リハビリを実施しております。
利用される皆様の個性的な人生観を重視し、楽しくQOLを高める施設であることに
ご期待いただければ幸甚であります。
医療法人重陽会 理事長 齋藤大悟
